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現世に蘇りし黒い太陽

 

話は黎明戦争時代まで遡る。エーテルが噴き出す大規模な裂け目が発見された孤島を独占採取区域とするために起きた国家間の争奪戦争において
片方の国が運用を決めた魔導兵器は、体内で燃え続けるエーテルの様子から黒い太陽と恐れられる魔獣を使役するための召喚系魔導書であった。
強力な魔獣の召喚に誰もが勝利を確信したが、現世に再臨したその魔獣は邪神に最も近いとされるほど強力な個体であり、並みの人間が使役できる存在ではなかった。
解放された魔獣の圧倒的な力の前に両軍はあっけなく壊滅。夥しい数の死傷者を出しつつ休戦・緊急撤退を余儀なくされた。
万が一の魔獣暴走時に備えて待機していた魔術師の部隊が召喚魔導書自体に封印を掛けることで暴れ狂う魔獣を抑え込むことに成功したものの、
この魔導書を安全に運用できる目途も立たず、書はそのまま島に放棄されることとなる。
島に取り残された魔獣は数百年の間、魔導書の中で自力で封印を解くための力を蓄え続けるのであった・・・。

他の魔獣には無い最大の特徴は、一部の内臓が魔力炉の役目を成しており魔力の自己生成が可能という点だ。
これにより周囲にエーテルが存在しない空間でも魔術を使用することが可能となる。
身体の代謝や攻撃に使用するエネルギーのすべてを純粋な魔力のみで賄っており、生物というより兵器に近い存在と言える。
無尽蔵の魔力は魔界への穴を一時的に抉じ開けるほどの力があるため、現世と魔界を切り離すためにはこいつの存在を無視することは出来ない。

 

-ULTIMATE-
自身の周囲ごと別次元に転移する。